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一般社団法人おきなわASK 代表
大田 房子
Oota Fusako
Profile Pictureプロフィール
1998年、夫のアルコール依存症を夫婦で断酒会につながり克服。この病気への理解や予防を訴える講演活動を始めました。
2006年、福岡で飲酒運転によって3人の幼い命が奪われる事件が起き、飲酒運転の背景にあるアルコール問題を、どう社会に広めていけばいいのかと模索していたところ、NPO法人ASKの「飲酒運転防止インストラクター養成講座」を知り、アルコール教育によって飲酒運転を防止するという活動に心から賛同。「自分に伝えられることから始めよう」と決意して2010年1期生となり活動が広がっています。
おきなわアスクは、「沖縄県依存症関連問題対策総合支援事業」の補助金で活動を行っています。依存問題をかかえる当事者や家族の電話相談や面接相談、定例会や各教室の開催等、家族全体の回復支援を行っています。
内容は、依存症予防教室(生徒対象・保護者向け)、飲酒運転防止講話、事業所出前講座(正しいお酒とのつき合い方)、家族教室、節酒教室を開催し、「発生予防」「進行予防」「再発予防」を目ざし活動しています。
村吉 政秀
Murayoshi Masahide
Profile Pictureプロフィール
お酒に寛容で飲酒に甘く、コンビニ・スーパー、最近ではドラックストアなどで安易に手に入る日本社会です。たくさん飲めることが酒に強いとされ一目置かれることのある日本。でも、依存症は病気と認識されておらず、性格や意志の問題にされてきました。
そんな社会で、生きづらさから、酒に溺れて朝から酒を飲む生活を続けアルコール依存症になり家族や周りの人たちに迷惑をかけてきました。私は運良く断酒会という自助グループと巡り会いお酒をやめ続けています。
しばらくは止められても、止め続けることの難しさを痛感し、くじけそうになることを何度も経験しましたが、酒をやめ続けている先輩や、仲間のおかげで今日までお酒を断つことができました。
2011年ASK認定飲酒運転防止上級インストラクターを取得して、アルコールが心身に与える影響や、自ら経験した飲酒運転がいかに危険かを伝えています。
近年アルコールや薬物などの物質依存の他にギャンブル、ネット・ゲーム依存のような行為依存も増加傾向にあります。特にスマホは非常に便利なツールの一つで、なくてはならないものになっています。
予防に勝るものはありません。新しい知識を皆様に伝えていきたいと思います。
嶺井 優美
Minei Yumi
Profile Pictureプロフィール
幼少期から父の酒害に巻き込まれ、私たち家族は心も身体もボロボロな状態でした。
父が病院や自助グループに足を運ぶようになり回復していくなかで、“アスクでアルコール依存症について、学んでみないか”と勧められたことがきっかけで学び始めました。以前の私たち家族のように、酒害やその他の依存問題に巻き込まれてほしくありません。
そのために、もっと早い段階で、アルコール関連の様々な問題について正しい知識を発信することや、酒害に巻き込まれている本人や家族に対して、助けを求められる場所があることを伝えることが現在の私にできることです。
また、沖縄県は多量飲酒者が多く、翌日、飲酒運転をしていることに気づかない方が多くいます。飲酒運転の危険性や、飲酒が及ぼす健康への影響や害について、実際の体験談を通してしっかり伝えていきます。
依存のない安心して暮らせられる社会を目ざし、企業や学校等で依存症予防教育を広めていきたいと思います。
仲松 靖幸
Nakamatu Yasuyuki
Profile Pictureプロフィール
アルコール依存症専門治療病棟で看護師として勤務していくなかで、多くの依存症看護に携わらせて頂きました。依存症看護に行き詰まった時には日本アルコール看護研究会との出会いがあり、全国に同志ができました。依存症看護に携わる方々の自助グループであり知恵の宝庫であり、私の財産となっています。
また患者様が様々な過程を乗り越え回復していく姿を見せて頂き、依存症看護のやりがいを感じながらも、依存症になる前に予防ができないか、また生きづらさを感じているご本人や家族、子供たちを早期に支援できないのかと考えるようになりました。
団体設立で、沖縄県にアルコールに関する正しい知識広め、依存症予防教育を行ない、依存問題の予防と支援に取り組んで参ります。
上原 拓未
Uehara Takumi
Profile Pictureプロフィール
精神福祉士として精神医療の世界で数多くの精神疾患をみている中で「特効薬がなく」「人間同士の関係性が回復のキーになる」依存症に惹かれていくうちに、依存症支援にどっぷりハマってしまいました。
依存症は「すべてが困難ケース」と言われるくらい難しく、回復の可能性が低く思えることが多いのが現状です。当事者からも支援の現場からも「どうしたらいいのかわからない」と頭を抱える声がよくあがってきます。
それでも依存症回復者の苦しんだ体験談がそのまま、今、まさに苦しんでいる人の力に変わっていくとき、この病の奥深さと人間の力強い生命力を感じます。「回復はある」を合言葉に、絶望から希望へ、共に歩いていきたいと考えています。
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